競走馬の進化を支えてきた
2012-01-10
今は廃れてしまいましたが、日本の2012アメリカJCCでは昔からサラブレッド競走のほかに、
アラブ競走も行われてきました。
この場合のアラブとは厳密にはアラブ種とサラブレッド種を掛け合わせた、
アングロアラブという品種になります。
アラブ種はサラブレッドより一回り小さな品種で、体の丈夫さや持久力で勝ります。
しかし、スピードや加速力ではその能力に特化したサラブレッドにはかなわないため、
日経新春杯第59回のエンターテイメント性としては大きく見劣ってしまうという現実がありました。
アラブとサラブレッドの混血であるアングロアラブは、アラブ種の血量が25%含まれていないといけません。
ということは競走馬としての能力を高めるためにはどうしてもサラブレッドの血量を増やさざるを得ません。
しかしサラブレッドの血量をいっぱいまで引き上げてしまえば、
いずれサラブレッドにとり込まれてしまうのは仕方の無いことだと言えます。
アングロアラブという品種は競走馬としてはいずれ滅び去ってゆく品種だということは、
結局運命づけられていたことだということなのかもしれません。
アングロアラブのケースは大げさかもしれませんが、
世界中には数の少なくなってきた品種はたくさん存在します。
派手なサラブレッドの競走ばかりが目立つ京成杯第52回の世界ですが、
そうした貴重な原生種が競走馬の進化を支えてきたことを忘れてはいけないのです。
←「競馬で飯を食うための究極」前の記事へ 次の記事へ「勝ち組になるための必須の条件」→